家庭科ユニバーサルデザイン学習手引書

 1995年以降、国連の「人権教育のための国連10年」や「人権教育のための世界計画」の策定にみられるように、いま人権教育は国際社会が協力して進めるべき基本的課題とされています。また、日本は2014年に「障害者の人権に関わる条約」に批准書を寄託しており、個々人の多様性を理解し人権を尊重しようという意識の高まりと少子高齢社会という状況のなかで、共生の視点が一層強く求められています。

 このような社会的背景のなかで、共生・人の多様性を理解するための『家庭科ユニバーサルデザイン(UD)学習手引書』を開発しました。学習者が自らの生活をくぐらせながら、生活の営みと社会環境との関係を思考し、よりよい社会をつくる主体的な市民の育成をめざしています。

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